2その理論発見の経緯ですが、小児科医だったサーノ博士がリハビリテーション医学に転向し、 そこで、教科書で学んだ検査所見と、 実際の現場での臨床症状が違うことに疑問を持ったのが始まりだそうです。 例えば、多くの場合、腰痛は“腰椎や椎間板の老化によって起こる”とされていますが、 実際に彼が患者の訴えと、レントゲンに写る病変とを調べたところ、患者の訴えている症状は、レントゲン写真に写る病変とは全く関係の無い部位に現れたのです。 しかも、病変の程度と痛みの程度も同じではなく、 ほんの少しの変形でも動けないくらいの痛みの人と、 見るも無残な状態でも痛みの軽い人が居たのです。 何かに神経が圧迫され坐骨神経痛が起きているはずなのに、 その何かは何処を探しても見つからず。 もちろんその逆の場合も有り、変形が強かったりヘルニアが大きいにもかかわらず、 軽い坐骨神経痛しか訴えない患者が居たのです。 そして、なによりも不思議だったのは、 検査で見つかった病変に変化が無いのに治ってしまう患者が居る事でした。その理論発見の経緯ですが、 小児科医だったサーノ博士がリハビリテーション医学に転向し、 そこで、教科書で学んだ検査所見と、 実際の現場での臨床症状が違うことに疑問を持ったのが始まりだそうです。 例えば、多くの場合、腰痛は“腰椎や椎間板の老化によって起こる”とされていますが、 実際に彼が患者の訴えと、レントゲンに写る病変とを調べたところ、患者の訴えている症状は、レントゲン写真に写る病変とは全く関係の無い部位に現れたのです。 しかも、病変の程度と痛みの程度も同じではなく、 ほんの少しの変形でも動けないくらいの痛みの人と、 見るも無残な状態でも痛みの軽い人が居たのです。 何かに神経が圧迫され坐骨神経痛が起きているはずなのに、 その何かは何処を探しても見つからず。 もちろんその逆の場合も有り、変形が強かったりヘルニアが大きいにもかかわらず、 軽い坐骨神経痛しか訴えない患者が居たのです。 そして、なによりも不思議だったのは、 検査で見つかった病変に変化が無いのに治ってしまう患者が居る事でした。 |